いよいよシェレメチェボ空港へ携帯電話回収の当日となりました。
行程① 移動 羽田→ウィーン
行程② 移動 ウィーン→モスクワ
行程③ 滞在 モスクワ ※今ココ
行程④ 移動 モスクワ→チューリッヒ
行程⑤ 移動 チューリッヒ→成田
本件の経緯については、下記記事を参照ください。
今回の携帯電話回収にあたり、問い合わせの電話の段階で英語が通じない事から、おそらく実際の受け取りカウンターも英語はダメだろうと思い、お手伝いをお願いします。
お手伝い頂いたのは、モスクワ在住の日本人女性のSさん。
事前にSさんに今回の件についてお話したところ、アジア人だけだとナメられる可能性があるとの事でロシア人男性のGさんもお手伝いをして頂ける事になりました。
という事で、回収メンバーの構成は
・私(日本人。男性。ロシア語:✖、日本語:〇)
・Sさん(日本人。女性。ロシア語:〇、日本語:〇)
・Gさん(ロシア人。男性。ロシア語:〇、日本語:✖)
という布陣になりました。
ドラゴンクエストⅡのパーティー状態です。
つまり、
・私・・・ローレシアの王子。呪文(ロシア語)が使えない。
・Gさん・・・サマルトリアの王子。呪文(ロシア語)が使える。
・Sさん・・・ムーンブルクの王女。呪文(ロシア語)が使える。
ということです(笑)
当日朝、ホテルのロビーでムーンブルクの王女ことSさんと合流します。
あの「音楽」が頭の中でとどろきます。
ドラゴンクエストⅡでは、先にサマルトリアの王子と合流しますが、細かい事は気にしてはいけません。
ドモジェドヴォ空港からシェレメチェボ空港に移動
Sさんとこれからシェレメチェボ空港に向かいます。
Sさんによると、今の時間帯はタクシーよりも電車の方が安いとのこと。
シェレメチェボ空港までのルートは
①ドモジェドヴォ空港→パヴェレツカヤ駅 ※アエロエクスプレス
②パヴェレツカヤ駅→ベラルースキー駅 ※地下鉄
③ベラルースキー駅→シェレメチェボ空港 ※アエロエクスプレス
というルートになります。
早速、ドモジェドヴォ空港駅からアエロエクスプレスに乗車します。
自動券売機で二人分の切符を購入します。
クレジットカードで購入。
100RUB安く購入できました。
一枚で二人分のチケットになります。
一枚しかありませんので、Sさんが自動改札機にQRコードを読みとらせて最初に私がホームに入り、続けてSさんがもう一度自動改札機にQRコードを読み取らせて中に入ります。
※QRコードでの読み取りのため、日本のsuicaの様な読み取り速度を期待してはいけません。
NFCのTYPE-A/B並みの読み取り速度ですので、自動改札が開くまでしっかり読み取り機にかざしたままにします。
このチケット、なかなかややこしいシステムです。
一人ずつチケットがないのは紙の資源を大切にして地球環境に配慮しているからでしょうか。
ホームには既に電車が到着していましたので、発車しないうちにさっさと乗車します。
電車に揺れること約30分、パヴェレツカヤ駅に到着しました。
外は、雪混じりの雨です。
出口には改札はありませんが、セキュリティチェックがあります。
ちょうど中国の地下鉄みたいな感じです。
しかし中国よりは厳しいです。
携帯電話はセキュリティゲート横の机の上に置いて、本人はゲートを通ります。
荷物は自分で検査機器のベルトコンベアーに乗せます。
たまにゲートで引っ掛かる人がいてスタッフが再チェックをするので、ゲート前は渋滞となります。
次に地下鉄に乗って、ベラルースキー駅まで移動しますが通勤時間帯なのでしょうか、ものすごい混雑です。
ここでSさんがモスクワ地下鉄のICカードを用意してくれており、チャージのみして改札に入ります。
ベラルースキー駅に到着し、最後に再びアエロエクスプレスに乗ります。
一旦外に出てアエロエクスプレス乗り場に移動します。
アエロエクスプレス乗り場の建屋に入り、再びアエロエクスプレスの切符を買います。
二人分の往復切符を購入です。
Sさんによると往復で使用しなくても良くて単純にベラルースキー駅⇔シェレメチェボ空港間、4回分の乗車券との事です。
ですので、例えば往路のみで4回使っても大丈夫との事です。
時間まで、待合室で待ちます。
ホーム入口のドアには係員が立っていて、電車に乗りまちがえないようにするためなのか、時間になるまでホームには入れてくれません。
待合室に自動券売機がありました。
水が、100RUB(約170円)です。
空港制限エリア内の200RUB(340円)よりは安いですが、それでも高いです。
時間になりましたのでホームに出て電車が来るのを待ちます。
電車に乗ること約30分、ハーゴンの神殿ことシェレメチェボ空港が見えてきました。
シェレメチェボ空港駅の改札を出た所で、サマルトリアの王子ことロシア人男性のGさんと合流します。
再びあの「音楽」が頭をよぎります。
これで、パーティーは全員揃いました。
さぁ、いよいよここからが本番です。
シェレメチェボ空港の拾得物引取り場所(アエロフロートロシア航空の場合)
シェレメチェボ空港入口でセキュリティチェックを受け、ターミナルビルに入ります。
何とGさんが、何処にいけば良いか空港スタッフに聞いて調べておいてくれたとのことです。
すごい!感動です。
まさにハーゴンの神殿で、ルビスの守りを使って幻術を解いて、邪心の像を使って二階まで連れていってくれている状態です(笑)
脱線しました。
Gさんの先導で空港内を進み、ターミナルDにやってきました。
アエロエクスプレスはターミナルビル3階に到着します。
チェックインカウンターと同じ階になります。
とても広いです。
普段なら色々探索しながら進みますが、今回はひたすら前に突き進みます。
次にエレベーターで1階の到着ロビーまで行きます。
一階の到着ロビーに到着しました。
出口を正面にして左側に進みます。
左端に到着したところで看板があります。
看板の案内に従って進みます。
ここからはもう空港の裏側ゾーンです。
チェックインカウンターホールの様な華やかさは一切ありません。
看板の案内に従って、さらに奥に進みます。
そして、ついに到着です!
この場所は制限エリア外にありますので、ロシアに入国しないとたどり着けません。
もし、機内で何か落としてもすぐ見つからなかった場合、ビザがなければ回収できません。
ドアを開けて中に入り、奥の部屋に進みます。
中には大量の荷物が奥まで目一杯保管されています。
これ全てロストバゲージです。
奥の部屋のデスクに女性スタッフが座っていますので、ロシア人男性のGさんが早速話をします。
スタッフと、どんどん話が進んでいきます。
スタッフからの問い合わせに対してSさんが日本語に通訳をしてくれます。
案の定、英語は通じずロシア語オンリーです。
しかし、こちらはレベルMAXの最強パーティーで、怖いものなし状態です。
事前にメールで連絡があった通り、パスポートと搭乗券を渡します。
そして、台帳を確認したところで携帯電話を探しに行きます。
数分後、戻ってきたその手にはスマートフォンが。。。
無事、回収することが出来ました!!😭
その後、受取に必要な書類に必要事項を記載しますが、ロシア語で書くようにと言われます。
英語で書いてはダメとのこと。
ここでもGさんが代わりに書いてくれます。
本当に感謝です。
書いた内容は
・氏名
・住所
・ロシアの電話番号
の3点です。
ロシアの電話番号はAmazonで購入したSIMカードに無料の電話がついていましたので、その電話番号を書きました。
必要書類を書き、スマートフォンを受け取ります。
スマートフォンは案の定、ガラスが割れて壊れています。
しかし、スマートフォン本体は正直どうでもいいのです。
一番回収しなければいけないものがあるか確認します。
ありましたぁぁぁぁ!!!!
データカード(NM Card 128GB)です。
MISSION COMPLETEです。
そうです。
このデータカードを何としてでも回収したかったのです。
実はこのデータカードにはパスポートの写真、免許証の写真、マイナンバーカードの写真、その他各種パスワードなど私の個人情報の全てが入っていたのです。
悪い人が拾ってしまったら、銀行口座を勝手に作られてしまったり、その他色々ヤバいことに巻き込まれる所でした。
はい。何でそんな大切なものをスマホに入れているのかと。
はい。私は全くリスク管理ができていない、とんだ○○野郎です。
皆さんは大切なデータには十分気をつけましょう。
せめて大切なデータは、データカードではなくて内部ストレージに保存しましょう。
そうすれば、Androidではちゃんと設定をすれば遠隔でデータを消去できます。
その後、3人でお礼を兼ねて昼食を取りました。
左側が私で、右側が日本人女性Sさんとロシア人男性Gさんです。
昼食後にSpace Pavilionと宇宙飛行士記念博物館に行きましたが、これは別記事で紹介したいと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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