モスクワのSpace Pavilionに行って来た [2020年1月30日]

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スマートフォンを無事回収し、まだ時間もある事から宇宙飛行士記念博物館に行こうと考えていたところ、ロシア人男性のGさんが、宇宙飛行士記念博物館の他にもう一ヶ所おススメの場所があると教えてくれました。


行程① 移動 羽田→ウィーン
行程② 移動 ウィーン→モスクワ
行程③ 滞在 モスクワ  ※今ココ。
行程④ 移動 モスクワ→チューリッヒ
行程⑤ 移動 チューリッヒ→成田


しかもGさんは、私と同じく飛行機大好き人間であることが判明します。
急に国境が近くなりました(笑)

せっかくなのでGさんの提案にのって、2ヶ所ともまわることにしました。

最初に訪れたのがGさんおススメのSpace Pavilionです。

このSpace Pavilionについては、ネットに情報がほとんど出ていませんので、ここでしっかり私なりにですが紹介したいと思います。

まずSpace Pavilionの場所の地図です。
宇宙飛行士博物館と最寄り駅は同じですが、Space Pavilionの方が駅からはるかに遠くにあります。

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シェレメチェボ空港からのアクセス

シェレメチェボ空港からは電車を使った場合は、最寄駅までは以下のルートになります。

シェレメチェボ空港Okruzhnaya駅 アエロエクスプレス
Okruzhnaya駅 Botanichesky sad駅 MRT14号線(Moscow Central Circle)
Botanichesky sad駅VDNKh駅 MRT6号線(Kaluzhsko-Rizhskaya line)

まずは、シェレメチェボ空港からアエロエクスプレスに乗車します。
時間になるまで、ホームには入れません。

改札口のすぐ近くにはスターバックスがあります。
ロシア限定のマトリョーシカのタンブラーもうっています。

改札がオープンするまでの間、Gさんがロシアの航空機のスケールモデルを販売しているお店を紹介してくれました。

非常に買いたい衝動にかられますが、値段の高さに断念。
ジャンボ宝くじの1等が当選したら大人買いすると誓い、お店を後にします。

時間になりましたので、乗車します。
モスクワの冬の大地を電車が走ります。

Okruzhnaya駅に到着しました。

今回は現地滞在の日本人女性のSさんと2人分の往復チケットを購入しています。
こちらがそのチケットです。
1枚で2人分です。

改札から出るために、まずはSさんがQRコードをかざし、ゲートが開き、私が最初に改札から出ます。
次に、Sさんが再度QRコードをかざしますが、なぜがエラーとなりゲートが開きません。

何度やっても開かないので、係員のところに行ったら、何でも自動改札の種類によっては、数分経たないとエラーが起きてダメとの事。
もはや2人分のチケットの体をなしておらず、モスクワ在住のSさんも呆れるしかありません。。。
Sさん曰く、こういうことがロシアではよくあるとの事です。

係員がそのまま行っていいよと言ってくれましたので、Sさんは数分待つことなく改札から出ることができました。

この時はSさんはロシア語を話せますので問題の対処がすぐできましたが、英語が通じないこの環境下ではロシア語が話せない場合はひたすらジェスチャーと顔の表情で説明し、乗り切るしかありません。

改札を出たところで、次はMRT14号線に乗って、Botanichesky sad駅に向かいます。
一旦外に出て、横断歩道を渡りMRT14号線の乗り場に向かいます。

ホームで電車が来るのを待ちます。

電車がきましたので、乗車します。

VDNKh駅に到着しましたら、連絡通路を進みMRT6号線のホームに向かいます。

ホームにやって来ました。
電車が来るまで待ちます。

電車がきましたので、乗車します。
電車は最新タイプでした。
車内に充電スポットがあります。

VDNKh駅に到着し、外に出てきました。 
目の前には予約サイトで「色々な」レビューが出ている、ホテル・コスモスがあります。

駅近くに宇宙飛行士記念博物館がありますが、ここは2番目に訪れますので、今は先に進むとします。

この界隈は、とてつもなく広大な敷地です。
ロシアの広大さを感じずにはいられません。

ひたすら歩きます。

さらにひたすら歩きます。
周辺マップがありますが、広すぎて距離感がまったく伝わりません(笑)

途中にあったレストランに入り、昼食を頂きます。

お昼には遅い時間のためなのかは不明ですが、お客はほとんどいません。
このレストラン、やって来た店員ですが、とんだハッピー野郎でした。

ロシア語で話して来たので何て言っているかSさんに聞いてみたところ、下のフロアにいる彼女に、愛していると日本語で言いたいので何で言うのか教えて欲しいとの事。
イタリア人顔負けのテンションで話しかけてきます。

Sさんが、教えたら嬉しそうにその場を立ち去っていきました。。。
まるで、この場所だけイタリアになったかの様です。。。

このハッピー野郎な店員は事ある毎に色々気にかけ話してきます。
日本人がお店に来るのが、珍しいのでしょうか。

昼食をとったところで目的地に向かい再び歩き始めます。
ここから目的地まであと半分くらいです。
ひたすら真っ直ぐな道が続きます。

雪が降っていますが、そこまでの寒くありません。
もし、極寒の日でしたらもはやこの長時間歩行は罰ゲームです。

駅から30分近く歩いてようやく到着です。
前の広場にはロシアの昔の飛行機があります。

Gさんに、これはAPUなのかといった航空系の質問をすると、色々英語で教えてくれます。
私の能力では、半分くらいしか理解できませんでしたが、伝えたいことは何となく理解できました。
その間、Sさんは「ポカーン」状態です(笑)

ロケットやヘリコプターもあります。
テンションが上がってました。

Space Pavilionに到着

Space Pavilionの正面入り口です。
迫力が、あります。

中に入ってチケットを購入します。 
1人500RUBです。
クレジットカードが使えます。
VISA、Master Cardは確実に使えますが、アメリカンエキスプレスが使えるかは覚えていません。

チケット表面
チケット裏面

チケットのQRコードを入口のゲートにかざして中に入ります。

縦長の広い空間が目の前に広がります。

反対側(入口)は、このような感じです。

入ってすぐにロシア製の車が展示しています。
宇宙と何か関係性があるのでしょうか。

最初のエリアは、実際にロケットに使われていた計器がこのようにたくさん展示しています。

宇宙に関する機器や装備がたくさんあります。

ロケット用のエンジンも色々あります。

救急セットも展示してあります。
昔の宇宙服(手前側)は、現在の宇宙服(奥側)と比べると、ずいぶんと薄いことが分かります。
宇宙服も進化しているのが良く分かります。

そして、ロシアと言えばコレ。
ソユーズもあります。

2020年1月時点では、アメリカのスペースシャトルの運用が終了しているため、有人での宇宙ステーションに行く唯一の手段となっています。

これが宇宙空間に行って、大気圏に突入して戻ってきたと思うと科学の偉大さと未知なる宇宙に挑戦した人々に尊敬の念を感じずにはいられません。

個人的に一番テンションが上がったのがこちら。

宇宙ステーション(ミール)の実物モデルです。

実際に中に入ることが出来ます。

この狭い空間に長期に渡って滞在して色々研究していると思うと、改めて宇宙飛行士とは凄い職業と思います。
閉所恐怖症の私には1000%無理です。

ロシア製スペースシャトルです。

スペースシャトルはアメリカしか無いと思っていたのでビックリしました。 
ロシアはどうしてもソユーズのイメージが強いですので。。。

下からも撮影しました。

このエンジンの噴出口の大きさには圧倒されます。

この噴出口に人が立ってエンジンをフル燃焼したら一瞬で灰になることでしょう。
アメリカ映画で悪人が戦闘機のピュアジェットエンジンの噴出口に倒れこみ、立ち上がると同時に正義の主人公がエンジンを燃焼させて成敗されるシーンを思い出しますが、こっちエンジンの方は確実にその比ではないでしょう。

いつか、映画でやって欲しいシーンです。

ロケットの先端の人が乗る部分も展示しています。
中は想像の通り、かなりの狭さです。
この部分を宇宙空間に送るために、巨大なロケットと大量の液体水素を使用しています。

奥にはシュミレーターっぽいのがあります。

お子さまが、並んで順番待ちをしています。
子どもに混ざって並んで体験してみましたが、地球を出発して月の基地まで行って帰ってくるまでを体験出来ます。

サイドバイサイド方式の3Dグラスを装着して、画面に合わせてシュミレーターが結構な角度まで動きますので、それなりに迫力があります。

しかもコレ、無料で体験できます。 

宇宙飛行士記念博物館の入り口にも同じようなシュミレーターがありましたが、あちらは有料でした。

一番奥のエリアにやってきました。

左側はオペレーションセンターをイメージしたエリアです。

ここに座るとちょっとした宇宙管制官気分を味わえます。
子どもの情操教育には良さそうです。

画面には、今実際に宇宙ステーションがどこを飛んでいるのか表示しています。
ちょうど日本の上空を通過中です。

画面左に写っているのは生中継でしょうか??

右側のエリアには巨大な地球のディスプレーがあります。

天井を見渡すと、人口衛星があります。

宇宙という広大な空間を展示スペースのZ方向を利用して表現したニクい演出です。

何かのマップです。(笑)
英語表記が無いので。。。

このSpace Pavilionは、広い空間を上手く使い、ゆとりを持った展示をしており、非常に満足する内容でした。
特に宇宙に興味のあるキッズには、非常におすすめできる場所です。
もちろん大人も楽しめます。

この後は、宇宙飛行士記念博物館に行きます。


ご覧いただき、ありがとうございました。

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