レスピーギ:ローマの松とローマの噴水の聖地巡礼を終えたところで、まだ時間が余っていますので、最後にもう一カ所訪問します。
ローマと言えば水道橋。
2019年1月19日放送のNHK「ブラタモリ #123」でも紹介されていました水道橋公園に向かいます。
Valle Giulia駅からトラム(3番)に乗ってSan Giovanni駅にやってきました。
ここから地下鉄に乗って、Subaugusta駅に移動します。
ここにも水道橋があります。
しかし、これから行く水道橋公園は規模が全く違います。
地下鉄のホームです。
ローマの地下鉄のホームは薄暗く、治安の面であまりよろしくない感じです。
電車を待っていたら、いきなり話しかけられましたが、ジプシーやスリでは無く、どうやらだだ単に電車の行先を聞いてきただけでした。
めっちゃ警戒していたので、話しかけられた瞬間はビクッとしましたよ、流石に。
相手は、旅行者と思わしき欧米人の若者でしたが、なぜアジア人の私にローマの電車の行先を聞いてきたのか謎です。
私の服装がスニーカー+短パン+Tシャツ+色付き眼鏡で傍から見るとスーパーラフな格好で、とても観光客とは思えず、現地滞在の人と思ったのでしょうか?
なぜか、どの国に行っても結構道を聞かれます。
特に空港の制限エリアで道を聞かれる率高しです。
一応、相手の行先の停車駅を確認して、このホームの電車で合っているよと英語で答えました。
乗車中は警戒して、無事Subaugusta駅に到着します。
どうもローマの地下鉄の雰囲気は好きになれませんので、さっさと地上に出るとします。
ここからは、徒歩で向かいます。
水道橋公園までは一本道ですので、迷う事はありません。
ここら辺は車の往来は若干ありますが、人通りは全くと言っていい程ありません。
周りは住宅街です。
治安は昼間という事もあり、特段ヤバい雰囲気は感じません。
歩くこと10分少々。
水道橋公園の入り口に到着。
公園の中を進みます。
まだ、水道橋は見えません。
途中、土管エリアがありますが、階段がありますので無理矢理登って渡る必要はありません。
折角なので土管の上から撮影。
土管も少々傷んでおります。
土管の上から、先に向かって撮影。
サイクリングをしている方を発見します。
土管エリアを越えて先に進みます。
途中、木陰でシートを敷いて談笑している方がいました。
この公園では、ゆっくりとした時間が流れている感じです。
市内よりも治安は問題なさそうです。
さらに先を進むと小さな橋があります。
どうやら小川です。
水も透明度が高く大変綺麗です。
橋を越えると小道に出ますので、左折して進みます。
途中に、建物がありました。
GoogleMapで調べたら「Casale Roma Vecchia」と出ました。
どうやら野外博物館の様です。
この博物館を越えた先で行先が分かれますが、ここを右折します。
右折した瞬間に、あの水道橋が視界に入ります。
右側は水道橋の一部だけが残っています。
目の前まで来ました。
いやー、デカイ。
壮大です。
南禅寺の水道橋とは規模が違います(あたりまえ)
この写真の場所はちょうど下記地図の場所です。
水道橋の先には駐車場がある模様です。
ブラタモリでは、向こう側からタモリさん達がやってきました。
一旦水道橋をくぐって、来た方に向かって撮影しました。
ちゃんと人がくぐる場所には落下物が当たらない様に安全策が施されています。
この水道橋ですが、途中で途切れています。
断面がどうなっているのか観察しに向かいます。
こちらが水道橋の断面です。
この水道橋は2層構造で、
上段:新アニオ水道
下段:クラウディア水道
となっています。
上段は、ほぼ形が残っていませんが、下段はバッリチ残っています。
折角なので、右側の水道橋の一部が点在している場所に行ってみます。
近くで見ると、水道橋の橋脚の部分です。
水道本体は残っていません。
ここには柵がありませんので、間近で見る事ができます。
これが2000年前に作られたものと思うと、何とも不思議な感じがします。
この先も道は続きますが、写真を見ての通りド晴天のド猛暑で、熱中症予防のため断念します。
こっちは、左側の水道橋が残っているエリア。
ずーーーーっと先まで続いています。
自転車があれば・・・
こちら側のエリアは柵がありますので、これ以上近づくことはできません。
しかし、この距離からでも中々の迫力です。
時々、飛行機が頭上を通過します。
どうやら、チャンピーノ空港に着陸する飛行機の様です。
フライトレーダー24を見て、一人ニヤニヤしながら飛行機を眺めます。
至福の瞬間です。
水道橋の歴史を肌で感じ、十分堪能した所で帰路につきます。
帰路は来た方向(左折)ではなく、そのまま直進します。
この様な広場にでます。
水遊びをしている親子を発見します。
こういった光景が見られるのは、この場所は安全という証にもなります。
土管エリアです。
どうやら、土管にはこのような構造物が乗っているのが本来の姿の様です。
ルートを変えたことによって、新たな発見があるのもまた楽しみの一つです。
ここにも土管横断用の階段があります。
帰りは公園を出てからは、この道を真っすぐ進みます。
左側は何だか高級住宅街の様な雰囲気を感じます。
右側は空き地です。
空き地も相当広いです。
どんどん進みます。
さらにどんどん進みます。
辺りは段々庶民的な住宅になってきました。
そしてバスターミナル(Cinecitta:チネチッタ)に到着。
バスがもれなく沢山停まっています。
しかし、このバスターミナルにも日陰はありません。。。
野ざらしです。
連結バスに乗車します。
車内はエアコンが効いており、ここで熱中症にならない様に体を冷却します。
そして、Togliattiで下車します。
ここから、最後にトラムに乗ってテルミニ駅に移動となります。
少し歩いて、大通りを渡った先にあるトラム・バス乗り場です。
こちらはバス乗り場。
ゴミが散乱しています。
めっちゃゴミが多いです。
こういうゴミが多いエリアって治安が余りよくないんですよね。。。
私の危険アンテナも反応しています。
夜には絶対訪れたくないエリアです。
こちらがトラム乗り場。
バス乗り場の様なゴミは散乱していません。
この場所は、バスとトラムが平行して運行していますが、バスよりもトラム派ですので、トラムをチョイスします。
やってきたトラムにさっさと乗って退散します。
この時は人は少ないですが、テルミニ駅に向かって段々人が増え、最後はド満員になります。
何事もなく無事、テルミニ駅に到着です。
財布も無事でした。
この後、テルミニ駅にあるスーパーでお土産用として、1袋0.5ユーロのパスタを大量買いして、ホテルに戻りました。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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