スイス・フィルスト まさかの登山 [2019年10月20日]

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昨日、チューリッヒからグリンデルワルトに移動してきて、グリンデルワルトのホテルに宿泊して翌日となりました。


行程① 移動 羽田→フランクフルト
行程② 移動 フランクフルト→チューリッヒ
行程③ 滞在 グリンデルワルト ※今ココ
行程④ 移動 チューリッヒ→ミュンヘン
行程⑤ 移動 ミュンヘン→羽田


まずは、ユングフラウヨッホの天気を確認します。
確認した結果、

フィルスト・・・本日:晴れ、翌日:雨
ユングフラウヨッホ・・・本日:雨(雪)、翌日:雨(雪)

上記結果となり、本日はフィルストに行くことにします。

フィルストでは、フィルストフライヤーマウンテンカートトロッティバイクのアトラクション3点セットをやるのが目的です。

ホテルで朝食を頂き、準備が整ったところで、フィルストまでのゴンドラ乗り場に向かいます。

撮影日:2019年10月19日(昨日)

ゴンドラ乗り場に到着しましたが、何か様子が変です。
掲示板の表示を確認したところ、ゴンドラが運休となっています。

どうやら強風のため、本日の運航は中止との事。
乗り場入口にも中止を告げる紙が貼っています。

さて、ここで悩みます。

今日はずっと強風ですので、ゴンドラの運転再開は期待できません。
かといって、本日ユングフラウヨッホに行ったところで明日のフィルストの天気は雨ですので、本日の様な快晴は期待できません。

他にやることもないし・・・




悩み熟考した結果、歩いてフィルストまで行くことを決定しました。

今いるグリンデルワルトの標高は1,050m。
目的地のフィルストは標高2,168m。

約1,000mの登山になります。

そうと決まれば、一旦ホテルに戻り装備を整えます。

・登山用の靴(元々はユングフラウヨッホ散策用)
・防寒対策兼、急な雨対策として、レインウェア上下セット
・水:500ml×1本、200mlくらい×1本
・日本から持ってきたお菓子(チョコレート)
・ミラーレス一眼カメラ
・モバイルバッテリー

これらを装備して、いざ出発です。

なお、朝食は死ぬほど食べ、推定でも成人1日分以上のカロリーを摂取しましたので、カロリー的に十分です。
むしろ消費しないといけません。

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第一目標:BORT(ボート) 標高1570m

ゴンドラの場合、フィルストまで直行せずに途中2ケ所で乗り換えます。

まずは、ゴンドラの1つ目の中継地であるBORT(ボート)を目指します。

GoogleMapでルート検索し、出てきた道順に従って登山開始です。

登山といっても基本、道はアスファルトで整備されています。

スイスの景色を楽しみながら歩きますが、結構な坂道が所々あります。

文明の利器に頼り切った体にはこたえます。

小まめに休憩します。
休憩中に、私と同じく登山で向かっている外国の方と挨拶を交わします。

私が日本から来たと伝えると、相手の使用言語が日本語に替わりました。

どうやら日本に何度も来た事があるみたいで、近々日本の友人に会いにいくとの事です。
台風19号の事も心配してくれました。

まさか、グリンデルワルトで日本語を使うとは思ってもみなかったので、ビックリです。

軽くお話した所で、お相手は先に進みます。
何せお相手はガチ装備の登山です。

私とは比べ物にならないペースで進んでいきました。

再び一人になったところで、登山を再開します。

段々、街並みも小さくなってきました。

超小さなダムっぽい所にでます。
BORTまでは、もう少しです。

BORTが見えてきました。

第一目標のBORT(ボート)に到着です。

ゴンドラはもちろん動いていません。

マウンテンカートが束ねてあります。

ここで小休憩します。

第二目標:SCHRECFELD(シュレックフェルト) 標高1,955m

次の目標地点はSchreckfeld(シュレックフェルト)です。

ここから段々とキツくなります。
外国人の集団が上ってきました。
服装を見る限りでは、一部の人はかなりカジュアルな恰好です。

スキニージーンズっぽい人もいます。
大丈夫なのかと思いますが、ここは海外。自己責任という事で構わず登山再開です。

どんどん上ります。

マウンテンカートの案内板です。
ここから先は、マウンテンカートと同じコースを進みます。

本来だったらコレに乗って楽しむ予定でしたが、出来ないものは仕方がありません。

スイスの山々の景色は流石です。
道路は舗装されていますが、とにかく傾斜がキツイです。

体力低下による疲労絶景をみた感動との見事な精神のコラボレーションが体を巡ります。

この感覚、中学生の時の登山実習以来です。

シュレックフェルトが見えてきました。
あと少しです。

シュレックフェルトに到着です。

ここから見る景色はBORTよりもGOODです。
街並みもさらに小さく見えます。

フィルストフライヤーです。
山頂(フィルスト)から一気に下るアトラクションです。

本日は強風のため、営業していませんが、このアングルは今日ならではの貴重なショットです。
ここから見るとかなり高さと距離です。

ここで休憩し、体力を回復させます。

最終目標:FIRST(フィルスト) 標高2,168m

さあ、残すところあと1区画です。

気合を入れて出発です。

この区画も傾斜がキツイ場所が何カ所もあります。

シュレックフェルトから結構進んできました。

外国の方に負けず、気合で登ります。

ここからは所々、ショートカットコースがあります。

車の通り道も途中から砂利道になります。

自転車マークがあるという事は、マウンテンバイクで来る人もいるという事でしょう。

振り返ると、さらなる絶景が現れます。

フィルストまであと少しです。

到着です。

標高2,169m。
高山病もありません。
グリンデルワルトからの所要時間は約4時間でした。

いやー、疲れました。
足がヤバいです。

しばらく休憩し体力を少しでも回復させます。

体力が少し回復した所で、フィルスト周りを散策します。

やはりゴンドラは今も運航停止中です。

山頂は坂もなく非常に歩きやすいです。


コレ、ダメなやつです。。。

高所恐怖症の私にはとても無理です。

退散してフィルストフライヤーの乗り場に向かいます。

営業中止ですので、誰もいません。

がんばって支えています。
万が一、切れてしまったら大惨事です。

フィルストのゴンドラ乗り場に向かって撮影します。
ゴンドラ乗り場から、若干下った場所にあります。

ここからフィルストフライヤーの終着点のシュレックフェルトに向かって撮影します。

広角レンズで撮影します。

たしかに、これは絶景です。
フィルストフライヤーに乗って、この景色を堪能できないのが悔やまれます。



フィルストの散策を疲れながらも満喫した所で、そろそろ帰りの時間を気にしなければいけません。
なにせ、この登山ルートは街灯が一切ありませんので、暗くなってしまうと何も見えず本気で遭難してしまう可能性が高いからです。

明るいうちに麓まで戻れる時間を意識し、来た道を戻ります。

登山は上りよりも下りがキツイとはよく言います。

段々、足がガクガクしてきますので、逆向きに下ったりして体への負荷を少しでも減らしながら下山します。

おまけ:トロッティバイクのコースを徒歩で下山

BORT(ボート)からグリンデルワルトまで、折角なのでトロッティバイクのルートで戻ります。
ちなみにこのルート、徒歩だと往路で通ったルートと比較すると倍近い時間を要します。

しかし、もしトロッティバイクに乗っていたらこの景色を見ながら下る事ができるわけで、せめてもの景色だけはきっちりと記憶に残すことにします。

この先の分岐点で分かれます。

行きは右側のルートから来ました。
トロッティバイクは左側を進みます。

なかなかの景色です。
山頂付近とは違った良さがあります。

途中、自転車で登っていく人がいました。
すごい体力で関心します。

ひたすら歩きます。
分かってはいましたが、移動距離が長いです。

牛さんを見て癒されます。
ニオイは別です。

まだまだ先に進みます。

確かにこのルートをトロッティバイクで進むと気持ちがよさそうです。

誰もいない中、進みます。

ようやく民家が見えてきました。

さらに進みます。

ようやく大通りに合流しました。
なぜか安堵します。

しかし、ここからも長かった・・・

大通りを進みます。
ここまで来ると時折、車の往来があります。

そして無事に出発地点のグリンデルワルトに戻ってきました。

どちらかというと、このトロッティバイクのコースが一番体力と精神力を使った様な気がします。
時間はまだ夕方ですが、本日は登山の疲れのため早めに就寝しました。

明日は、ユングフラウヨッホに向かいます。


ご覧いただき、ありがとうございました。

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