新型コロナ シンガポール・チャンギ国際空港の様子 [2020年2月22日]

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シンガポール滞在に際し、新型コロナ(COVID-19)に対してのチャンギ国際空港の様子を見てきましたので、短文ですが簡単にお伝えします。

2020年2月20日時点で在シンガポール日本国大使館から送られてきたメールによりますとシンガポールでは、COVID-19の状況は以下の通りとなります。

・感染者数:84名(累計)
・退院者数:34名(累計)
・死亡事例:0名
・停留措置:1,172名

感染症では最終的には死亡率が重要データになりますので、如何にして死亡者数を抑えるかが政府に求められる対応になります。
感染症対策の最終目的は死亡者数を抑える事です。
ここでも手段が目的になってはいけません。



では、早速空港の様子をお伝えします。

まずは、制限エリア内です。
ここは出発客と到着客が同じエリアに混在します。

日本からの到着便は、マスクをしている人がそれなりにいます。

制限エリア内では、空港の至る所で、温度スキャンを行っており、体温の高い人がいないか監視しています。

アジア屈指のハブ空港ですので、乗り継ぎ客も多いことがら本当に至る所でチェックし、検出漏れを防止しているように感じます。

日本の空港には見られない光景です。


入国審査後のバゲッジクレームです。

続いて、制限エリア外(到着エリア)です。
日本と違い、マスクをしている人はいるにはいますが、そこまで多くありません。
イメージとして日本でマスクをしている人とシンガポールでマスクをしていない人が同じ割合ぐらいです。

最後に制限エリア外(出発エリア)です。
こちらも到着エリア同様にマスクをしている人は少ないです。

シンガポールには毎年来ていますが、チャンギ国際空港は、若干人が少ないかなといった印象ですが特段普段と変わった様子はありませんでした。


<追伸>
2020年3月25日に在シンガポール日本国大使館から送られたメールによりますと、シンガポールでのCOVID-19の状況は以下の通りになります。

・感染者数:558名(累計)
・退院者数:155名(累計)
・死亡事例:2名(累計)

大使館からのメールで、シンガポールが取っている対策のうち、特筆すべき内容がありました。

<海外渡航勧告に従わないシンガポール在住者と長期パス保持者>
●保健省は、政府が渡航勧告を出した後も海外に渡航しているシンガポール在住者や長期滞在ビザ所持者がいることに留意します。それらの人々は帰国後、他のシンガポール人や居住者の健康を危険にさらしています。

●渡航勧告に従わず、2020年3月27日以降にシンガポールを出国するシンガポール居住者または長期滞在ビザ所持者は、新型コロナウイルスの疑いで入院し、シンガポール帰国後14日以内に症状が出た場合、公立病院での入院費用を無補助料金で請求されることになります。また、シンガポール在住者は、公立・私立病院でのこれらの治療に対して、MediShield Life(公的医療保険)やIntegrated Shield Plansに請求することができなくなります。

つまりは、出国については「勧告」のため強制力がないが、代わりに帰国後、万が一感染したら医療費を全額請求するという対応を取っている事です。
そういう方法があるかー、と感心した次第です。
日本の法制度ではとても採用できない内容ですが・・・

※2020年3月23日23時59分から全ての短期滞在者(出発地を問わない)は、シンガポールへの入国およびトランジットが出来なくなりました。

<更新>
2020年4月3日時点で、私は症状もなく、無事に過ごしています。


ご覧いただき、ありがとうございました。

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